【西湖】バス釣りポイント3選と季節別攻略|遊漁券・ボート・禁止事項を地元釣り師が解説

西湖のクリアウォーターと富士山 湖・川の釣り場

富士五湖のなかでも、西湖は「静けさ」と「魚のコンディションの良さ」で群を抜くフィールドです。観光地化した河口湖のとなりにありながら、エンジン船禁止・クリアウォーターという環境が守られ、河口湖よりもハイプレッシャーになりにくいのが魅力。山梨で20年以上バスを追いかけてきた地元釣り師の目線で、西湖のおすすめポイント3選・季節別の攻略パターン・遊漁券やボート・禁止事項まで、これ一本で分かるようにまとめました。

西湖はどんな湖?河口湖との違いを地元目線で

西湖は富士五湖のひとつで、河口湖から車で15〜20分ほど。周囲およそ10kmとコンパクトながら、最深部は約70mと深く、富士五湖でも屈指のクリアウォーターです。かつて絶滅したとされたクニマスが再発見された湖としても知られています。

河口湖と最も違うのは「水の透明度」と「プレッシャーの低さ」。シャローに浮くバスが目視できることも多く、サイトフィッシングが好きなアングラーにはたまりません。その分バスの警戒心は強めですが、釣れる一本は筋肉質でよく引く個体ばかり。数より“質”で満足できる湖です。溶岩帯やヘラ台のロープなどストラクチャーも豊富で、陸っぱりもそれなりに成立します。

西湖の溶岩帯とクリアウォーターのシャロー

西湖へのアクセスと駐車場

車の場合、中央自動車道・河口湖ICから国道139号を本栖湖・富士宮方面へ進み、「西湖」方面の看板を目印に右折します。河口湖ICから20分ほど、河口湖の市街地からは15分前後の距離です。湖畔には各ボート店や駐車スペースが点在しており、陸っぱりで入るポイントの近くに停められる場所もあります。公共交通なら河口湖駅発の周遊バス(西湖・青木ヶ原周遊バス)が使えますが、複数のポイントを回るなら車での釣行がおすすめです。

西湖のバス釣りルール・禁止事項【必ず確認】

西湖は環境保全のためのルールが厳しめです。トラブルを避けるため、釣行前に必ず押さえておきましょう。

  • ワーム(プラスチックワーム全般)の使用禁止。実績の高い「ポークルアー」で代替するのが西湖の定番です
  • エンジン付きボートの持ち込み・使用禁止。動力はエレクトリックモーター(エレキ)のみ
  • ゴムボート・カヌー等での釣りは禁止
  • 夜釣りは禁止
  • ライフジャケットの着用(多くのボート店で無料貸出あり)
  • ゴミは各自で持ち帰り

ブラックバスの解禁期間は3月1日〜12月31日。1〜2月は禁漁で、多くのボート店も休業します。

遊漁券の料金と買い方【2024年に改定】

西湖でのバス釣りには遊漁券が必要です。監視員が巡回しており、未購入だと割高な現場売りになります。ボート店や周辺の販売所で事前購入しておきましょう。料金は2024年に改定されています。

区分料金(1日)
大人(男性)700円
女性・中学生・障がい者手帳所持350円
小学生以下無料
現場売り1,200円

年間を通して通うなら「雑魚年鑑章(年券)」がお得です。男性7,000円・女性3,500円で、パスポートサイズの証明写真2枚を用意し、西湖漁協の事務所で申し込みます(有効期間3/1〜12/31)。※ヒメマス・ワカサギは別の料金体系になります。

ボートはどこで借りる?料金と出船時間

西湖はエンジン船が使えないため、沖を狙うならエレキ付きのレンタルボートが基本になります。エレキは持ち込み前提の店が多いので、装備の有無は予約時に必ず確認しましょう。料金は艇種・店舗で多少異なりますが、目安は1人乗り3,500円〜・2人乗り4,500円〜。14ftのアルミ艇を扱う店もあります。

出船・帰着時間は漁協で決められています。

期間出船時間帰着時間
3/1〜3/316:0017:00
4/1〜8/315:0017:00
9/1〜9/305:3017:00
10/1〜10/316:0017:00
11/1〜12/316:3016:00

バス釣りに力を入れている代表的なボート店は、湖のほぼ中央でどのポイントにもアクセスしやすい「貸しボート民宿丸美」、西端で春の釣れ始めが早い「西湖レストハウス」、東側の好ポイント前浜にある「釣舟白根」、湖畔の「松屋」など。最新の料金・エレキ貸出の有無・定休日は、各店に直接確認するのが確実です。

西湖のレンタルボート

西湖のバス釣りポイント3選

数あるポイントのなかから、実績の高い3つに絞って紹介します。

Point1 コウモリ穴・和田島・PICAキャンプ場前

西湖を代表するスポーニングエリアで、春先から初夏にかけて最もバスが集まります。春はi字系ルアーやポークのノーシンカーで、ワカサギを意識したスローな誘いが効果的。夏場は5〜7mラインのボトムを、ラバージグやポークのダウンショットで丁寧に探るのがおすすめです。

Point2 紅葉台キャンプ場前

風が当たりにくい地形で、水温が一年を通して安定しているエリアです。6月のアフタースポーンにはバスが岸際まで寄るので、フロッグなどのトップウォーターがハマります。溶岩帯でエビやザリガニを捕食している個体も多く、ザリガニ系ルアーも有効です。

Point3 松屋前

西湖では希少なウィードエリア。アフタースポーンから初夏にかけて、40cm前後のバスがスクールを作る魚影の濃い場所です。ウィードのアウトサイドを、ポークルアーやスモールラバージグのダウンショットでネチネチ狙いましょう。

西湖で釣れた筋肉質なブラックバス

季節別の攻略パターン

西湖はワカサギの動きにバスが強くリンクするのが特徴です。季節ごとのパターンを押さえると、釣果がぐっと安定します。

春(4月後半〜梅雨)

プリスポーンのバスが1〜4mのシャローに上がってきます。ジャークベイト・ミノー・シャッド・ビッグベイトでテンポよく巻いていきましょう。西湖名物の“春のワカサギパターン”では、リアルなシルエットのフローティングミノーが強い一手になります。

夏(7〜8月)

水温上昇とともにサマーパターンへ。ディープに落ちる群れと、日陰や溶岩帯のシャローに残る群れに二分されるので、両レンジを打ち分けるのが鍵です。

秋(フォール)

ワカサギとヒメマスの動きがキーになります。バスが群れで荒く捕食し、当たれば連発も。スクリューベイト・シャッド・ディープクランク・ラバージグで、ワカサギの群れとバスがリンクするレンジを探ります。ヒメマスを追う大型の群れに当たれば、忘れられない一本に出会えるかもしれません。

タックルの目安

西湖はクリアウォーターでラインを見切られやすいため、ラインはやや細めのフロロ8〜12lbが基準。ハードルアー主体ならMH前後のベイトタックル、サイトフィッシングやフィネスにはスピニングのライトリグも用意しておくと、状況への対応幅が広がります。

西湖のバス釣りに使うタックル

まとめ|静かな西湖で“良型の一本”を

西湖は数こそ出にくいものの、クリアウォーターと低プレッシャーが生む「コンディションの良い良型」に出会える湖です。ワーム禁止・エレキのみといったルールを守りつつ、ポークやハードルアーで攻略パターンをはめていきましょう。となりの河口湖とセットで巡ると、富士五湖のバス釣りがいっそう面白くなります。

河口湖のおすすめポイントはこちらでまとめています。

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