【精進湖】バス釣りは遊漁料無料!厳選ポイント3選と初心者に最適な理由を地元釣り師が解説

精進湖と富士山の風景 湖・川の釣り場

「精進湖(しょうじこ)」と聞いてピンとくる人は、実はそう多くありません。地元・山梨の人でも知らないことがあるくらいです。でも、バス釣りを始めたばかりの人にこそ一番おすすめしたいのが、この湖。理由はシンプルで、ブラックバスの遊漁料が無料で、アングラーが少なくバスがスレていないから。サイズは30cm級が中心と控えめですが、その分「釣れる」湖です。山梨で20年以上バスを追ってきた地元釣り師の目線で、精進湖の厳選ポイント3カ所と攻略法を紹介します。

精進湖はどんな湖?富士五湖で最小・最も釣りやすい

精進湖は富士五湖のひとつで、周囲約6.8kmと五湖のなかで最も小さな湖です。最大水深は約15.2mと浅め。もともとは大きな湖だったものが富士山の溶岩流で分断されてできた湖で、そのぶん地形の変化に富んでいます。湖岸線が短く移動が楽なので、陸っぱりでいくつものポイントを攻めるのに向いたフィールドです。

水は緑がかった栄養湖で、透明度は富士五湖のなかでは低め。しかしこれが逆に強みで、ワカサギ・ヘラブナ・ブルーギルなどのベイトが豊富に育ち、河口湖や山中湖よりバスの生息数が多いとも言われます。浅瀬を覗けば見えるほどバスがいることも珍しくありません。富士五湖でも逆さ富士が現れやすい湖として知られ、ポイントによっては富士山が真正面に見えるロケーションも魅力です。

精進湖の湖畔の様子

【最大の魅力】バス釣りは遊漁料が無料

精進湖の最大の特徴がこれです。ブラックバス釣りに遊漁料はかかりません。富士五湖のなかで唯一、お金をかけずにバス釣りが楽しめる湖です。他の富士五湖と比べると、その手軽さは一目瞭然です。

バス釣りの遊漁料(1日)ワームの使用
精進湖無料OK
山中湖1,000円(現場売り2,000円)OK
西湖700円(現場売り1,200円)禁止
本栖湖800円(現場売り1,000円)
河口湖1,050円前後禁止

※無料なのはブラックバスのみで、ヘラブナ(一般700円)・ワカサギ(男性700円/女性500円)には遊漁料がかかります。レンタルボートを使う場合は別途料金(バス用で3,000円前後、最大2名乗り)が必要です。ワームの使用も禁止されていないので、初期費用をかけずに気軽に始められます。

なお、遊漁料が無料でもルールとマナーは必須です。違法駐車をしない、ゴミは必ず持ち帰る、他の利用者に配慮する。精進湖は世界文化遺産「富士山」の構成資産でもある貴重な湖です。無料で釣らせてもらっている場所だからこそ、一人ひとりの心がけが未来の釣り場を守ります。

精進湖の厳選ポイント3選

下の画像は精進湖のポイントをまとめたものです。このなかからさらに厳選して、実績の高い3カ所を紹介します。

精進湖のバス釣りポイントマップ

① 他手合浜(たてごうはま)周辺|春の必釣スポーニングエリア

まず必ず確認してほしいのがここ。バスのスポーニングポイントになっており、春になれば大小さまざまなバスが浅瀬に上がってきます。ウィードが生い茂り、ワカサギやギルなどの小魚が集まりやすいため、それを狙うバスも自然と集まります。

覗き込めば見えるほどバスがいますが、普通「見えバス」は釣るのが難しいもの。ところが精進湖の見えバスは釣れます。アングラーが他の湖より圧倒的に少なく、バスがルアーに慣れていないため、エサだと思って素直に食ってくるからです。

② 赤池の溶岩帯|根掛かり覚悟、冬でも安定

溶岩が多く、足元から一気に水深が深くなるエリア。バスが越冬するポイントになります。バスは基本的に回遊せず岩の隙間などに潜んで獲物を待つ魚なので、そうした「待ち伏せバス」が多い場所です。

注意点として、溶岩帯ゆえに根掛かりが多発します。ルアー回収機は必携。ただ、その根掛かりの多さゆえに攻める人が少なく、プレッシャーが低くて釣果は期待できます。オフセットフックのテキサスリグなど、根掛かりを回避できるリグを組んで挑みましょう。

③ 沖の岬周り|ビッグバスの回遊狙い

バスは基本的に回遊性の魚ではありませんが、大型になると回遊する個体がいます。少し沖に張り出していて水深が深めを狙えるこのエリアは、その回遊ビッグバスを迎え撃つのに最適。数釣りからサイズ狙いまで対応できます。ここでは大きめのルアーを使って、大型に絞って狙うのが正解です。

この3カ所を順に攻めていけば、私の場合は1日に数匹は必ず釣れています。冬もたまにしか行きませんが、行けば1匹は釣れる。他の湖や野池より冬の釣果は良い印象です。おそらく、ベイトのワカサギが冬も活発に動いていて、バスが真冬でもそれを追いかけているからでしょう。

精進湖のバス釣りで使うタックル

正直な話|サイズは期待しないでください

ここは正直に書きます。精進湖で釣れるバスは30cm前後が中心です。たまに大きいのを見かけても40cmくらい。ワカサギなどのベイトが多く、水も緑っぽく栄養価が高いのに、なぜかサイズは伸びません。

なので、大きいバスを釣りたい方には河口湖や山中湖をおすすめします。ただし、初心者の方がいきなりその2つの湖に行くと、おそらくまったく釣れません。アングラーが多くバスがルアーを見慣れてしまっているからです。

その点、精進湖はアングラーが少なくスレたバスも少ないので、食いつきが違います。「まず1匹釣ってバス釣りの楽しさを知る」なら精進湖、「サイズを狙う」なら河口湖・山中湖。この使い分けが、富士五湖を遊び倒すコツです。

精進湖で釣れたブラックバスの平均サイズ

アクセスと駐車場

車の場合、中央自動車道・河口湖ICから国道139号で約25〜30分。新東名・新富士ICからは約50分です。湖畔には駐車スペースが点在しており、他手合浜周辺などポイントの近くに複数台停められる場所もあります。ただし違法駐車・迷惑駐車は絶対に避けてください。近隣の民宿やキャンプ場、レストランの敷地に無断で停めるのはトラブルのもとです。

まとめ|最初の1匹を釣るなら精進湖

精進湖は、知名度こそ低いものの遊漁料無料・ワームOK・バスがスレていないという、初心者にとって三拍子そろった湖です。サイズは30cm級が中心なので大物狙いには向きませんが、「バス釣りを始めたけどまだ1匹も釣れていない」という方には、富士五湖のなかで最もおすすめできます。

他手合浜のスポーニングエリア、赤池の溶岩帯、沖の岬周り。この3カ所を回れば、富士山を眺めながら1日楽しめるはずです。ルールとマナーだけは守って、気持ちよく釣りましょう。

精進湖で自信がついたら、サイズが狙える他の富士五湖にもぜひ足を運んでみてください。

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