「静浦漁港で釣りがしたい」——そう思ってこの記事にたどり着いた方に、まず結論をお伝えします。静浦漁港(静岡県沼津市)は、現在すべての釣りが禁止・立入禁止になっています。かつてはカゴ釣りの人気港として知られましたが、今は関係者以外は港に立ち入ることができません。私は山梨県在住で釣り歴20年以上、沼津エリアの堤防にも通ってきました。この記事では、静浦漁港の今の状況と、なぜこうなったのかを正直にお伝えします。
ネットや古いガイドには、静浦漁港について「子連れにもおすすめ」「大物まで釣れる3つの好ポイント」といった案内が今も残っています。しかしこれを真に受けてはいけません。現在の静浦漁港は、そうした情報がまったく当てはまらない状況になっています。

静浦漁港の現状(2026年)— 全面的に釣り禁止・立入禁止
静浦漁港は沼津市獅子浜にある漁港で、かつてはアジ・タチウオ・青物・アオリイカなどが狙え、遠投カゴ釣りの人気港として多くの釣り人でにぎわっていました。しかし規制が段階的に強化され、現在は事実上すべてのエリアで釣りが禁止されています。堤防の入り口は封鎖され、関係者以外は立ち入れません。
沼津土木事務所に問い合わせた釣り人の報告でも、「関係者以外立入禁止だから釣りはできない」という回答が繰り返し伝えられています。昔は夜釣りや一部エリアで黙認されていた時期もありましたが、今は全面禁止。2026年8月の時点でも、規制が解除されたという話は出てきていません。工事による一時的な制限とは違って、かなり長く続いている措置です。
静浦漁港の釣り禁止はいつから?
「静浦漁港 釣り禁止 いつから」——よく検索されているワードです。ただ、先に正直に言っておきます。いつから禁止になったのかをはっきり示す公的な告知は、探しても出てきません。
「○年○月から」と断言しているサイトもあるんですが、その根拠をたどっていくと、どこにも行き着かないんですよね。
分かっているのはこのくらいです。数年前の釣行記録の時点で、すでに「立入禁止」の表示があったという報告が残っています。その一方で、そのあとも現地で竿を出したという投稿は普通にありました。つまり、ある日を境にバッサリ禁止、ではなく、注意喚起 → 一部エリアや時間帯の制限 → 全面立入禁止、とジワジワ厳しくなっていった、というのが実際のところだと思います。
当サイトでは、裏の取れない年月を「たぶんこの辺」で書くことはしません。正確な時期が知りたい方は、漁港を所管している静岡県 沼津土木事務所に直接聞いてみてください。
それと、これから行くかどうかを決めるうえでは、「いつから禁止か」より「今どうなのか」のほうが大事です。そこは何年前だろうと変わりません。今は釣りができません。
なぜ釣り禁止になったのか
背景にあるのは、全国の釣り場で釣り禁止が広がっているのと同じ理由です。ゴミの放置、トイレ以外での排泄、漁業者の作業の妨害、駐車トラブル——こうした問題の積み重ねです。漁港はもともと漁師さんたちの仕事場であり、釣り人はその場所をお借りして釣りをさせてもらっている立場にすぎません。静浦漁港でも夜釣りの迷惑行為などが問題化し、段階的に規制が強化されていきました。
「自分はマナーを守っている」という人がほとんどだと思います。それでも、一部の心ない行為が積み重なると、港全体が閉ざされてしまう。静浦漁港は、その厳しい現実を示す一例と言えます。

夜釣りならできる?——昼夜を問わず立入禁止
ただ、今は時間帯に関係なく立入禁止です。「人がいない夜ならバレないだろう」——これがいちばんやってほしくない発想です。
夜は封鎖のロープも看板も見えにくいし、足場も分かりません。堤防からの転落は毎年起きています。暗いから見つからない、じゃなくて、暗いから危ない。ここは本気で言っておきます。
「ルアー禁止」などの古いローカルルールについて
静浦漁港には、かつて「ルアー釣りは禁止」というローカルルールもあり、釣り人同士の揉め事の一因になっていました。ただ、いずれにせよ現在は釣り自体ができません。ネット上に残るこうした断片的な情報は、今の静浦漁港には当てはまらないものとして扱ってください。古い情報を基準に「行けるかもしれない」と考えるのは禁物です。
周辺で釣りをするときの注意(沼津エリア)
静浦漁港だけでなく、沼津エリアは近年、釣り禁止が急速に拡大しています。ダイビングスポットとして有名な大瀬崎も2020年8月から釣り禁止になりました。竿を出す前には、必ず現地の看板と最新情報を確認し、封鎖・立入禁止のサインには絶対に従ってください。「昔は釣れた」という情報だけで現地に向かうと、封鎖されていて釣りができないばかりか、知らずに立入禁止区域へ入ってしまう恐れもあります。
静浦漁港は夜のカゴ釣りやアジングでも有名だった港なので、いまだに夜釣りができないか調べている方がいます。実際、昔は夜の釣りが黙認されていた時期がありましたし、そのあと夜釣りを制限する動きが出たとも言われています。
無理な釣行や迷惑行為は、今残っている数少ない釣り場を、さらに減らすことにつながります。釣り場を未来に残すためにも、ルールを守る姿勢が何より大切です。
じゃあ、どこで釣ればいいのか
ここまで読んで「で、結局どこなら釣れるの」と思いますよね。静浦がダメでも、沼津から伊豆にかけては竿を出せる場所がまだ残っています。状況別に挙げておきます。
とにかく沼津で釣りたい
同じ沼津市内なら、沼津港に釣りができるエリアが残っています。ただし港内は立入禁止の区画も混ざっているので、どこがOKなのかは先に押さえておいたほうがいいです。

少し足を伸ばせるなら
西に走れば田子の浦港。ここも釣り禁止エリアと釣り可エリアが分かれているタイプの港なので、行く前の確認は同じように必要です。

南に下って伊豆(熱海〜伊東)なら、今も竿を出せる堤防がまとまっています。家族で行くならこっちのほうが選択肢は多いです。

そもそも海釣りが初めて
道具も釣り方もこれから、という方はまずこちらから。釣り場のルールの調べ方もまとめてあります。

陸がダメなら、船という手も
「静浦の海で釣りたかったんだけどな」という気持ちなら、船に乗るという手が残っています。静浦のすぐ隣、江浦港あたりからも遊漁船が出ていて、陸っぱりが閉ざされたエリアの沖で、そのまま竿を出せます。道具のレンタルがある船も多いので、手ぶらで行けるのは正直ラクです。初めてなら、まずは乗合の半日プランあたりからで十分だと思います。
沼津エリアの釣り船・釣り体験を探す
じゃらん遊び・体験で、沼津市から出ている釣り船を一覧できます。出船する港・狙える魚・道具のレンタルの有無はプランごとに違うので、条件を見て選んでください。
どこに行くにしても、最初にやることは同じです。現地の看板を見る。静浦漁港みたいになってしまう港を、これ以上増やさないために。
まとめ|静浦漁港は今は釣り禁止。最新情報の確認を

静浦漁港は、かつての人気港から一転して、現在は全面的に釣り禁止・立入禁止となっています。古い「おすすめポイント」情報は使えません。①港の封鎖・看板には必ず従う/②沼津エリアで釣る場合も最新の規制を確認する/③マナーを守る。これ以上釣り場を失わないために、私たち釣り人一人ひとりの行動が問われています。